はじめての ケン・ブース

はじめての ケン・ブース

1960年代前半から活躍し、ミスター・ロックステディと称される傑出した歌声でメロウな名曲を数多く残したケン・ブース。1965年に発表された初期の代表曲で、半世紀近くの時を経て2012年にスヌープ・ドッグがSnoop Lion名義で"La La La"としてカバーしたことも話題を集めた"Artibella"や、1995年シャギーの大ヒットアルバムで共に再演した"Train Is Coming"など多くのフォロワーを生み出している。ジャマイカンソウルの粋を極めた彼の代表曲は、世代やジャンルを超えてカバーされることが多く、1974年に英国でも大ヒットしたソフトロックバンド、ブレッドの名カバー"Everything I Own"は、ボーイ・ジョージが1987年に再びヒットさせるなど、特別な引力を宿した名唱の数々は、今もタイムレスな輝きを放っている。