マンチェスター大学で出会ったトム・ローランズ、Ed Simons が1989年に The Dust Brothers 名義で活動をスタート。アシッドハウスを中心とした当時のマンチェスターの音楽シーンで頭角を現した彼らは1994年にケミカル・ブラザーズに改名。翌年ファーストアルバム「Exit Planet Dust」で本格的にデビューし、先鋭的なダンスミュージックとオーセンティックなロックサウンドを融合させた音楽性によって注目を集める。さらにオアシスのノエル・ギャラガ-をヴォーカルに迎えた"Setting Sun"が世界的ヒットを記録し、ブレイクを果たした。ロックシーンとクラブシーンをつなぐ彼らの存在は、その後のポップミュージックの在り方に大きな影響を及ぼした。