はじめての カーティス・メイフィールド

はじめての カーティス・メイフィールド

カーティス・メイフィールドはインプレッションズ時代から一貫して黒人としての誇りを歌い続けた。1965年に発表した "People Get Ready" はまさに当時の公民権運動という時代のサウンドトラックといえる。優しく、ソウルフルな歌声は喜びと悲しみの両方を持ち合わせ、時として胸が締め付けられるようでもある。表現豊かなギターのカッティングプレイは躍動感があり、曲に独特のグルーヴ感とアクセントを与えている。日常を歌った歌詞は前向きで、聞く人に勇気を与える。また映画『スーパー・フライ』のサウンドトラックはR&Bチャートのみならずポップチャートでも1位を記録、大成功を収め、いまではファンクの名盤のひとつとして位置づけられている。