

1980年代初期の音楽とファッションを語る上で欠かせないポップバンド、カルチャー・クラブ。奇抜なファッションやパフォーマンスに注目が集まりがちだが、爽やかなラブソングと電子楽器を駆使した軽やかなバンドサウンドは秀逸。透明感あふれるボーイ・ジョージのヴォーカルとキャッチーなメロディー、モータウンのコード進行やレゲエのリズムなどを取り入れた多彩なサウンドで、多くのリスナーの心を掌握。シングル"Karma Chameleon"や"Do You Really Want to Hurt Me"など数々のヒット曲を生み出した。ここでは解散を経て90年代後半に再結成し、再ブレークを果たした彼らの軌跡をたどる。