はじめての オリヴィエ・メシアン

はじめての オリヴィエ・メシアン

フランスの作曲家オリヴィエ・メシアンは、決して揺らぐことのないカトリック信仰を持つ神学者でもある一方、鳥に魅了された鳥類学者でもあり、世界中の鳥たちの鳴き声を採譜して作品に取り込んだ彼の楽曲は、他に類のない個性を放っている。また彼が持っていたとされる共感覚による体験や、日本の雅楽、インドのリズム、アメリカ西部への旅で目の当たりにしたダイナミックな自然の風景からインスピレーションを得た作品は、新鮮な響きを失うことなく、リスナーのイマジネーションをかきたてる。最も広く知られる作品の一つは第2次世界大戦中の1940年にドイツ軍の捕虜となったメシアンが収容所で書いた『Quatuor pour la fin du Temps(世の終わりのための四重奏曲)』で、今の私たちにも多くの示唆を与えてくれる。

国または地域を選択

アフリカ、中東、インド

アジア太平洋

ヨーロッパ

ラテンアメリカ、カリブ海地域

米国およびカナダ