

アイルランド出身のシンガーソングライター。本格的なデビューとなった1988年のアルバム「Watermark」収録曲 "Orinoco Flow" が世界的なヒットを収め、代表作の一つに。ケルトミュージックや教会音楽、クラシックの要素を入れたサウンドに多重録音したヴォーカルを駆使し、神秘的で壮大な楽曲を作り上げると共に、一枚のアルバムに陰と陽を巧みに織り交ぜ、聴きごたえのある作品にする構成力も見事。楽曲に合わせ、英語やゲール語、ラテン語などを使い分け、彼女が生み出したという架空の言葉を使うことも。キャリアを重ねるにつれ、エレクトロな部分は薄れ、ピアノやアコースティックサウンドが目立つようになり、明るく自然体な曲が増えたことで新たなファンも獲得している。