はじめての ウィリアム・バード

はじめての ウィリアム・バード

ウィリアム・バードは、ルネサンス期のイングランドで最も有名な作曲家の一人であり、現在の英国でも大きな尊敬を集める存在だ。彼は王室礼拝堂少年聖歌隊の一員だった時に同礼拝堂のオルガニストだったトーマス・タリスに音楽を学んだとされ、盛期ルネサンスのフランドル楽派を代表するジョスカン・デ・プレやイタリアのパレストリーナといった、先達が発展させた旋律と合唱の様式を受け継いだ音楽で広くヨーロッパ中に名をはせた。宗教改革後のイングランドにおいてカトリック教徒として生きたバードだが、王室礼拝堂のオルガニストも務め、イギリス国教会のための宗教曲も作曲している。また声楽曲のみならず、オルガン曲やチェンバロ曲も多く残しており、これらの楽曲は現代の鍵盤楽器奏者にとっても重要なレパートリーとなっている。

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