

ニューヨーク生まれのクラリネット奏者、アーティ・ショウは1930年代からオーケストラとスモールバンドを率いて活動。ベニー・グッドマン、グレン・ミラー、トミー・ドーシーと並ぶ、スウィングジャズの人気バンドに君臨した。ほかのバンドに比べて音楽性はポピュラー寄りで、このプレイリストにも1930~1940年代のヒット曲が並んでいる。ビリー・ホリデイなどのシンガーやミュージシャンをメンバーに起用し、ジャズとクラシックの融合にトライするなど先進的な姿勢を貫き、1950年代には潔く音楽活動を引退。ポップでの成功に甘えず自分の音楽に対する理想を貫き、90年以上の長寿を全うした。