はじめての ちあきなおみ

はじめての ちあきなおみ

圧倒的な歌唱力と表現力で、日本の歌謡界で強烈な存在感を発揮したシンガー、ちあきなおみ。1947年、東京都出身。10代から歌手活動を行い、1969年「雨に濡れた慕情」でメジャーデビュー。1972年に「喝采」でトップシンガーの仲間入りを果たした。その後は、歌謡曲の枠にとどまらず、フォーク、ニューミュージック、演歌、ジャズ、シャンソン、そして、ポルトガルのファドなど、幅広いジャンルに挑戦した作品をリリース。どんなジャンルを歌っても、艶のある中低音のボーカルを自在に操りながら、その楽曲の世界観が憑依(ひょうい)したかのように歌うスタイルは、彼女の醍醐味(だいごみ)であり、スタジオでの作品はもちろん、数多く残されているコンサートの録音でも聴くことができる。また多くのバラエティ番組やCMに出演、俳優としてドラマ、映画、舞台で活躍するなど、昭和の芸能界を代表するタレントの一人といえる。1992年以降、芸能活動を休止しているが、その唯一無二の才能は、時代や世代を超えて高く評価されている。

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