メレディス・モンク

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メレディス・モンクについて

一聴してその人と分かる個性的な歌声を持つアーティストは多くいる。しかし、メレディス・モンクのように過激に声を曲げたりねじったりすることを厭わない人はまれだ。フィリップ・グラス、スティーヴ・ライヒ、ローリー・アンダーソンらと同世代の前衛音楽家であり作曲家であるモンクは、1979年にリリースされた無伴奏独唱のための歌曲集『Songs from the Hill / Tablet』の「Lullaby」で聴けるような、複雑で入り組んだボーカルアレンジや、型破りなイントネーションを特徴とする作品で知られている。1942年にプロの歌手だった母親の下に生まれたモンクは、早くからピアノを習い、大学で声楽とダンスを学んだ後、1964年にニューヨークに移り住む。そして、この街の創造性にあふれたアートシーンに自分の居場所を見いだすと、そこでさまざまなジャンルのパフォーマンスを披露するようになった。その後もモンクは、声楽曲や器楽曲、オーケストラのための作品を作曲したり、オペラを書いたり、いくつかの映画の監督を務めたりするなど、旺盛かつ多岐にわたる創作活動を続けていく。彼女に影響を受けたアーティストも少なからずおり、例えば、DJシャドウは代表曲の一つである「Midnight In a Perfect World」でモンクの「Dolmen Music」をサンプリングしており、ブロドスキー・カルテットと共に「Gotham Lullaby」をカバーしたこともあるビョークの大胆なボーカルスタイルは、モンクの実験的なアプローチを受け継いだものだといえるだろう。2014年から2015年にかけてはカーネギー・ホールのプログラムであるRichard and Barbara Debs Composer’s Chairの委員長を務めるなど、キャリアが半世紀を超えてからも、モンクはアーティストとして多忙な日々を送っている。さらに、2019年には名誉あるアメリカ芸術文学アカデミーの会員に選出された。

出身地
Lima, Peru
生年月日
1942年11月20日
ジャンル
クラシック
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ヨーロッパ

ラテンアメリカ、カリブ海地域

米国およびカナダ