Circle Line

Circle Line

Steve Reichやフィリップ・グラスによる20世紀のミニマルミュージックは、だれもが肯定するような革新的なムーブメントだったのだろうか?本作では、執拗に繰り返されるリズムと、それが徐々に展開されていくパターンが、15世紀のフランスの作曲家グリュミオー・デュファイの作品にとって重要な要素だったことを伝えてくれる。例えば、グラスの"Train to São Paulo"をリズミカルにドライブさせる拍節のエネルギーと、デュファイの"Gloria ad modum tubae"が持つ躍動感には強い親和性が感じられ、Reichの"Clapping Music"とデュファイの"Se la face ay pale"がブレンドされたトラックには、インスピレーションの源泉が聴き取れる。「Circle Line」には、音楽における実験を超えたLautten Compagneyの遊び心と冒険心があふれ、リスナーには素晴らしい発見となるだろう。

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