久石譲

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久石譲について

宮崎駿や北野武をはじめ、多くの人気映画監督の作品のサウンドトラックを手掛ける。優しいメロディと緻密なサウンドで、世代や文化、言語を超えて、世界中の人々の心をつかんだ音楽家。自然豊かな長野県に生まれた久石 譲は、幼いころから音楽を学び、作曲家になることを決意して国立音楽大学作曲科に進学。在学中にシンプルなメロディと複雑なリズムが絡み合うミニマルミュージックに出会い、多くの作曲家の作品を研究して現代音楽作曲家としての活動をスタートさせた。この“自然”と“ミニマルミュージック”が、その後の彼の作品を形作る重要なキーワードとなっていく。1984年、久石 譲に大きな転機が訪れる。宮崎駿監督の長編アニメ映画『風の谷のナウシカ』の劇伴作曲家に抜てきされたのだ。どこか懐かしさを感じるメロディと、彼がこれまで培ったシンセサイザーを多用した現代音楽的なアプローチによる楽曲は、映像と見事にシンクロして高い評価を獲得。映画の大ヒットも相まって、一躍注目を集める存在となった。この成功をきっかけに本格的にポピュラーミュージックの世界での活動をスタートさせる。『となりのトトロ』『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』など、多くの宮崎駿監督作品で音楽を手掛けるようになっていく。また1990年代前半から2000年代初頭にかけて、『ソナチネ』『HANA-BI』『菊次郎の夏』など、北野武監督の映画の音楽を担当。そのシンプルなメロディとクールなサウンドは、当時の彼の作品の代名詞ともいえる“キタノブルー”を支える重要な要素となって、欧州を中心に人気を広げた。久石 譲は、この2人の監督とのコラボレーションによって、“世界的作曲家”としての不動の地位を確立させる。その後は、オリジナル作品の他、数多くの映画、テレビドラマ、CMなどの音楽を手掛け、日本アカデミー賞最優秀音楽賞の他、国内外の音楽賞を受賞した。彼の音楽の根底に流れるのは、幼いころに過ごした自然豊かな日本の原風景と、ミニマルミュージックに代表される前衛的な現代音楽の構成美だ。この一見、相反する要素が新鮮な息吹を吹き込み、「Summer」「となりのトトロ」「人生のメリーゴーランド」など、多くの楽曲がサウンドトラックの枠を超えてヒットを記録した。またジャンルを問わず世界中のアーティストにカバーされることによって、スタンダードな名曲へと羽ばたいていった。1997年の宮崎駿監督による長編アニメ映画『もののけ姫』のサウンドトラックをフルオーケストラで書き上げたのをきっかけに、活動の場をクラシック音楽へと広げていく。2004年には、新日本フィルハーモニー交響楽団と共に新日本フィルワールドドリームオーケストラを結成して初代音楽監督に就任し、作曲家/プロデューサー/ピアニスト/指揮者として、ジャンルにとらわれず、さまざまな楽曲を取り上げて話題を集めた。2020年には、これまでのキャリアを総括したベストアルバム『Dream Songs: The Essential Joe Hisaishi』をニューヨークのクラシックレーベルDECCA GOLDからリリースし、唯一無二のメロディとサウンドで世界を魅了し続けている。

出身地
Nakano, Nagano, Japan
生年月日
1950年12月6日
ジャンル
サウンドトラック

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アフリカ、中東、インド

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ヨーロッパ

ラテンアメリカ、カリブ海地域

米国およびカナダ