BUCK-TICK
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BUCK-TICK

BUCK-TICKについて

高い実験性と普遍性が共存するスリリングなロックミュージックが魅力のBUCK-TICK。1987年のデビューから30年以上を経てなお、不動の5人のメンバーでコンスタントにアルバムをリリースしライブ活動を続けている。耽美的でパンキッシュなBUCK-TICKサウンドが大きく開花したのは、1989年のメジャー3作目のアルバム『TABOO』だった。彼らはロンドンへ飛び、現地のプロデューサーと共にスタジオに入ると、その土地の空気を体感しながら自身のルーツにあるニューウェーブやゴスといった志向をレコーディングで具現化することに成功。アルバムはチャート1位を獲得し、同年には日本武道館や東京ドームでの単独ライブを開催するまでに至った。ヒット曲に頼ることなく、ポップにもダークにも自分たちの音楽的探究心をコアに突き詰めることでファンベースの拡大につながったこの経緯は、バンドの指針にもなったのだろう。BUCK-TICKの作品はその後も変幻自在に進化と深化を遂げていく。

セルフプロデュースに戻った翌年のアルバム『惡の華』で再びチャート1位を獲得した彼らは、1991年のアルバム『狂った太陽』ではテクノを、アルバム『darker than darkness -style 93-』ではレゲエやジャズを、ノイズ、インダストリアル的でヘヴィなギターサウンドで展開した。また1997年にはギターサウンドを抑え、より先鋭的にシンセや打ち込みを用いたアルバム『SEXY STREAM LINER』を制作。2000年代に突入後も精力的な制作は変わらず、2002年にはアルバム『極東 I LOVE YOU』、翌年にはそれと対をなす作品『Mona Lisa OVERDRIVE』をリリースした。前者が、エレクトロとアコースティックギターの音色と、ジェントルで普遍的なメロディやボーカルで織り成された温かな手触りを感じるのに対し、後者は攻撃的でラウドなひずみのあるサウンドが占め、ボーカルもアグレッシブでパンキッシュなものになっており、2つの作品はバンドの振り幅の大きさを示してみせた。

BUCK-TICKの進化はとどまるところを知らない。2018年のアルバム『No.0』では、さらに柔軟かつ強靭(きょうじん)にバンドサウンドのアップデートを図り、続くアルバム『ABRACADABRA』では初期の無軌道さや興奮を持つ一方で、研ぎ澄ました実験精神や華やかさがさえ、培ってきたオリジナリティとモード感も押さえたサウンドで、新たなファンをつかんでいる。デビュー30年を経ても、常に最新作こそが最高作品であるというバンドの誇りをBUCK-TICKの5人は示しているのだ。

  • 出身地
    Japan

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