ハードコアなストリートのリアリティはもちろん、過去の過ちすらも荒削りな言葉でブルージーに聴かせるラッパー、RYKEY。八王子出身で日本人の父とケニア人の母を持つRYKEYは、2015年に『Pretty Jones』と『AMON KATONA』のアルバム2作をリリースしてヒップホップシーンで注目を浴びた。ぶっきらぼうに吐き出すようなラップから、スムーズでメロウなフロウまで巧みに使いこなし、緊張感あふれるトピックもドラマチックかつ人間味豊かにラップするスキルの持ち主で、スキャンダラスな雰囲気すらも魅力に転化できる稀有（けう）なタレントだ。