作曲家／編曲家の岡部啓一は、“職業作曲家”の精神で世界的な評価を獲得している。1969年、兵庫県出身。神戸芸術工科大学を卒業後、1994年、ゲーム制作／開発会社に入社し、『鉄拳』や『太鼓の達人』など人気ゲームの音楽制作に携わる。その後フリーとして活動を開始。2010年にはRPG『NieR Gestalt & Replicant』のサウンドトラックを手掛け、ダークな世界観とキャラクターたちの複雑な心理描写を音楽で見事に表現した。続編となる『NieR:Automata』（2017年）の音楽では賞を受賞するなど高い評価を得た。作品の良さを最大限に引き出すサウンド作りは、ゲームだけでなく、アニメやアーティストへの楽曲など、手掛けるすべての作品のクオリティを引き上げている。