安藤裕子
安藤裕子

安藤裕子

安藤裕子について

2003年にミニアルバム『サリー』を携え、26歳の遅咲きデビューを果たしたシンガーソングライターの安藤裕子は、大人のリスナーがじっくりと味わえる深みを持ったポップミュージックを生み出してきた。

2011年に発表したカバーアルバム『大人のまじめなカバーシリーズ』のセレクションにも象徴されるように、彼女の音楽性は1970年代から1990年代にかけての歌謡曲やニューミュージック、シティポップの系譜に連なる。また、日本的情緒を織り込んだ文学的な歌詞も魅力で、しっとりとした歌声がエモーショナルに響き、リスナーを深遠な世界へと誘う。2006年のセカンドアルバム『Merry Andrew』に収録され、CMへの起用で注目を浴びた「のうぜんかつら」や、身を削るように生み出された2010年の5作目となるアルバム『JAPANESE POP』はキャリア前半の代表作として高く評価されている。

その後、出産や子育てを経験しながら、その音楽世界はさらなる円熟に向かう。Tomi Yo(トオミヨウ)、Shigekuniをプロデューサーに起用した2020年のアルバム『Barometz』では、打ち込みを交えたモダンな楽曲に自身の音楽に対する情熱の高まりを投影。それまでの私小説的な作品からリスナーとの懸け橋になるような物語を紡ぐ作風へとシフトし、2021年のシングル「衝撃」のヒットを新たな糧に、そのキャリアを切り開いている。

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