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ニュー・フィルハーモニア管弦楽団について
EMIのプロデューサー、ウォルター・レッグが1945年に創立したフィルハーモニア管弦楽団は、ヘルベルト・フォン・カラヤンやオットー・クレンペラーなどをはじめとする指揮者たちとレコーディングを行うことを主な目的とするオーケストラだったが、コンサートにおける質の高いパフォーマンスでも高い評価を得ていた。ところが1964年、レッグは財政状態の悪化を理由に、突然オーケストラの解散を通告する。これに対して楽団員たちはオーケストラの継続を決意し、クレンペラーもこの動きを支持。ここに自主運営組織であるニュー・フィルハーモニア管弦楽団が誕生し、クレンペラーは名誉総裁および首席指揮者に就任した。ニュー・フィルハーモニアは、エルネスト・アンセルメ、ピエール・ブーレーズ、ベンジャミン・ブリテンといった巨匠たちとも共演していく。高齢となったクレンペラーが引退した後にはリッカルド・ムーティを首席指揮者に迎えた。ムーティは1972年から1982年までの10年間で、コンサートにおいてもレコーディングにおいても、オーケストラをさらなる芸術的高みへと導いた。ムーティとニュー・フィルハーモニア管弦楽団は一連のイタリアオペラや、非常に高い評価を受けたシューマンとチャイコフスキーの交響曲全曲録音など、多くのアルバムをリリースした。そして、その間の1977年に、オーケストラはフィルハーモニア管弦楽団という名称を回復している。
- 出身地
- London, England, UK
- 結成
- 1945年
- ジャンル
- クラシック