日本では「俗悪」というタイトルで、1992年にリリース。前作において顕著になった彼ら特有のスタイルは、スラッシュメタルの迫力ある音楽性にミッドテンポのグルーヴ感を加えるという、斬新かつ安心感あるもの。今作でそのサウンドはいっそう前進し、その音楽性はやがてグルーヴメタルと呼ばれるようになった。Dimebag Darrellが弾く強力なギターリフや、Vinnie Paulによる重厚なドラミング、高音シャウトを廃したPhil Anselmoの歌声などにより、1990年代メタルの代表的バンドへと仲間入りし、後続のバンドに大きな影響を与えることとなる。本作はシングルになった"Walk"や"Mouth for War"、さらに"Fucking Hostile"といった人気ナンバーを収録、パンテラの代表作として熱い支持を集めている。
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