Vienne 1900

世界で最もエキサイティングな街の一つであった1900年前後のウィーンで生まれた、色あせない楽曲の数々を一つの作品として仕上げたアルバム。芸術形式が日々変化する、この時代を生きた5人の作曲家の作品を聴けば、当時の音楽の動向を知ることができるだろう。神童と呼ばれたコルンゴルトが10代の初頭に書いた『Piano Trio, Op. 1』の豊潤なメロディから、ツェムリンスキーの『Clarinet Trio』へとスムーズに流れ、マーラーによる2つの親しみやすい歌曲の編曲版を経ると、ベルクの『Piano Sonata』やクラリネットのための作品では調性が失われていく。そしてシェーンベルクによる複雑で魅惑的な『Kammer symphonie』のラストまで、非の打ち所のない洗練された演奏で楽しむことができる快作。

ディスク1

ディスク2

国または地域を選択

アフリカ、中東、インド

アジア太平洋

ヨーロッパ

ラテンアメリカ、カリブ海地域

米国およびカナダ