

1989年にリリースされた通算5枚目のアルバム。セカンドサマーオブラブの聖地の一つだったスペイン・イビザ島で一部が制作されたこともあり、バレアリックやアシッドハウスからの影響色濃いダンスオリエンテッドな作風となっている。特にシングルカットされた"Fine Time"と"Round & Round"の2曲、"Mr Disco"、"Vanishing Point"といったナンバーで、ベースシンセの蠢く(うごめく)ようなリフが耳に残る。Peter HookによるドライブするベースラインとBernard Sumnerのたどたどしい歌い口でこれぞニュー・オーダーと叫びたい"All the Way"や"Love Less"、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドを彷彿させるほろ苦い"Run"のような曲も収録。コンテンポラリーなダンスミュージックに接近しつつ、ロックバンドとしてのプライドも忘れない鮮やかな力作。