RinoとGamaの2MCとDJ Yasによる3人組ユニット、LAMP EYEが1996年にリリースした日本のヒップホップシーン屈指のクラシック。DJ Yasプロデュースによるドス黒く光るループが生み出すグルーヴが印象的なタイトルトラックでは、Rino、You The Rock、G.K. Maryan、Zeebra、Twigy、Gama、Dev Largeという7人のラッパーが、それぞれ"証言1"、"証言7"と題されたバースを担当。圧巻のマイクリレーで、アンダーグラウンドシーンに沸々と煮えたぎっていたマグマが地上に噴き出したかのような強烈なインパクトを日本の音楽シーンに与えるとともに、その後の日本のヒップホップシーンの進むべき道を提示した。多くのフォロワーたちに多大な影響を与えたと言えるだろう。また、タイトルトラックの印象が強いが、Rinoによる"第二戦"とGamaによる"マンホール"もタイトな仕上がりで、RinoとGamaとDJ Yasという3人のアーティストが見せた抜群のコンビネーションを強く感じさせるとともに、それぞれのアーティストのスキルの高さを再認識させてくれる。