イギリスが生んだ鬼才Richard D. Jamesによるプロジェクト、エイフェックス・ツイン。評論家たちに絶賛されたファーストアルバム「Selected Ambient Works 85-92」からさらに進化した本作のアンビエントなエレクトロニカによって、レイヴカルチャーがけん引してきたイギリス音楽シーンに一石を投じた。シンプルかつミニマルな構成と美麗な世界観を展開する独自の作家性は、後のエレクトロニカやIDMに大きな影響を与えることとなり、エイフェックス・ツインの地位を決定的なものとした。前作と大きく異なるのは、ビートレスな楽曲が続き、派手なリズムパターンやエフェクトが消えた代わりに、静寂な音空間を追求するスタイルとなったところ。90年代が誇るアート作品だ。
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