Secrets

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1973年の「Head Hunters」以降、ファンク路線へと向かったハービー·ハンコック。その足取りは3年後、本作によってまた新たな壁を乗り越えようとする。それがフュージョンやレゲエへの前向きな取り組みだった。自身の古典"Cantelope Island"をも現代版としてレゲエに再構築して見せた。レイドバックしたリズムの導入が新たな演奏形態を求めることになり、それが自然にフュージョンへと導かれる動因にもなった。これらの副産物といえる"Gentle Thoughts"は、それまでのハンコックには珍しいポップなジャズファンク。後の「Sunlight」でディスコ路線へと突き進む予兆すら垣間見ることができる。