スタッフメモ しばしばベックの"失恋記録"と解釈される本作は、確かに実験的な試みの少ない、モノトーン調の楽曲が多く収録されている。アコースティックサウンドに乗せた悲しみのモノローグを延々と聴くような、胸を締めつけるアルバム体験であり、孤独感を強調するスライドギターが響く"The Golden Age"からラストの物憂げな"Side of the Road"まで、過去のベックサウンドを象徴したヒップホップビートやディストーションは最後まで影を潜める。このシンプルで直接的なアプローチが不安を掻き立てつつも、時に美しい厳粛さを醸し出していることも事実。"Guess I'm Doing Fine"では故人が人生を肯定するかのようなリリックが紡がれ、"Already Dead"では鎮静剤を打たれた精神病患者との出来事を振り返りながら、庭を散歩している光景を浮かび上がらせる。レッド・ハウス・ペインターズのMark KozelekやHaydenのような、恋に破れた吟遊詩人が書き綴った失恋日記を思わせる一枚。

ソング
The Golden Age
1
4:36
 
Paper Tiger
2
4:35
 
Guess I'm Doing Fine
3
4:49
 
Lonesome Tears
4
5:37
 
Lost Cause
5
3:47
 
End of the Day
6
5:03
 
It's All In Your Mind
7
3:05
 
Round the Bend
8
5:15
 
Already Dead
9
2:58
 
Sunday Sun
10
4:44
 
Little One
11
4:26
 
Side of the Road
12
3:23
 

ミュージックビデオ

  • Little One
    Little One
    ベック

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