Purpose

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新たなネオ・ソウル・クィーンの誕生だ。 Eryka Badu や India Arie 、 D'Angelo らを送り出し、 Motown の社長も務めていた大物 Kedar Massenberg がバック・アップするシンガー・ソングライター、 Algebra のデビュー作。アトランタ出身で、 Monica らのバック・シンガーを務めていた事もあるそうだが、飾らず自然体、知的でふくよかな歌声からは彼女の人柄が窺えるような安らぎと温もりが伝わる。冒頭の "At This Time" や、 "Holla Back / Simple Complication" 、ラストの "Now & Then" 等シンプルでフォーキーな楽曲でそれは顕著で、 India Arie を想起させる凛としたナチュラル・ウーマンぶりに魅了される。 Emotions をネタ使いした Kwame プロデュースの "Halfway" では、ヒップホップ・テイストを施したビートに流麗かつ情熱味溢れる語り口で小粋に歌いそよぎ、ジャジーでアーバンな生演奏と一体化した "What Happend?" と、スクラッチをスパイスに多重コーラスの妙が色どりを添える "Tug of War" は、いずれも Brian Michael Cox の手腕が光る。女性らしい美しさが輝いた、揺るぎない一枚だ。