PixiesのベーシストだったKim Dealが、Throwing MusesのTanya Donellyと共に結成した米オルタナティブロックバンド、The Breedersのデビューアルバム。ポストハードコアのレジェンドであり、ニルヴァーナやPixiesの作品も手掛けたSTEVE ALBINIをエンジニアに迎えてレコーディングされた。後の彼女たちの作品と比較してもシンプルかつパンキッシュな仕上がりで、DealとDonellyのギターとヴォーカルの即興的なコンビネーションがむき出しのエネルギーを伝える快作だ。グランジムーブメントの勃興前夜だった1990年のUSオルタナシーンの熱気を伝える作品であり、カート・コバーンのお気に入りのアルバムとしても名高い。ビートルズの"Happiness Is a Warm Gun"のカバーも必聴。Donellyは本作を最後に脱退したため、オリジナルメンバーによる唯一の作品となった。
The Breedersのその他の作品
- 2018年
- 2002年
- 2008年
- 1992年
- 1993年
- 2021年
- Throwing Muses
- ソニック・ユース
- Pixies
- Half Japanese
- Bikini Kill
- Kim Deal
- Lush