ドラムスのClive Burrが脱退し、ニコ・マクブレインに交代。トリッキーなプレイを得意とするマクブレインの加入により、メイデンサウンドを支えるリズムセクションは盤石のものとなる。本作はツインギターのハーモニーなどバンドらしさを残しながら比較的コンパクトにまとめられたことで、よりシンプルなハードロック/ヘヴィメタルに仕上がっている。そんな聴きやすさも功を奏してか、全米アルバムチャートでも健闘。シングルカットされた"Flight of Icarus"はその象徴的なナンバーだろう。またライブの定番曲である"The Trooper"も収録している。プログレ化の深度を増したような"To Tame a Land"は、ヘヴィで重厚感あふれるサウンドをキープしつつ、ドラマティックな展開を見せるバンドの真骨頂ともいうべき大作。
ミュージックビデオ
- 1984年
- 1980年
- モーターヘッド