

異色のプログレ/サイケデリックバンド、ホークウインドの元ベーシスト、レミー・キルミスターが結成したモーターヘッド。そのサウンドは時代やジャンルを超越するといえる。スラッシュ/ハードコアに大きな影響を与えたことは一聴して理解できるが、根源的な衝動が剥き出しの音塊となってぶつかるサウンドは、ロック、パンク、ヘヴィメタルといったすべてのラウドミュージックの精髄と敬いたくなるほど。冒頭のタイトル曲が持つ破壊力、ノイジーでヘヴィ、スピーディなレミーの濁声もワイルドそのものだ。ザ・ストゥージスのようなNYパンク、ガレージ的な雰囲気もあり、ロックンロールという音楽の包括的な存在がモーターヘッドだといっても決して大げさではあるまい。