

1990年代前半から日本のアンダーグラウンド・ヒップホップ・シーンで活躍し、1996年には Lamp Eye のメンバーとしてプロデュースした日本のヒップホップ史でも屈指のクラシック・トラック、"証言" をはじめとして、Rino、Rhymester、Twigy、Dabo、Suiken、Sword、ラッパ我リヤなど、多くのアーティストたちのトラックのプロデュース / リミックスを手がけるかたわら、1990年代後半には DJ Kensei、刃頭、DJ Hide とともに4人組のターンテーブリスト・ユニット、Kemuri Productions として DJ Krush の作品に参加するなど、日本のヒップホップ・シーンを語る上で欠かすことのできない存在感を放ってきた DJ Yas が2000年にリリースしたソロ名義での1stアルバム。数々の日本のヒップホップ・クラシックを手がけてきたことで知られる確かなスキルとセンスを駆使した全篇インストゥルメンタルによる作品で、シンプルでありながらファットなビートとメランコリックな叙情性を共存させた独特の美意識が感じられる、DJ Yas ならではのストイックでタフで美しい音響空間を作り出している。