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米マサチューセッツ州ボストンで結成されたプログレッシブメタルバンドのドリーム・シアターは、1992年に2作目のアルバム「Images and Words」をリリースした。デビュー作から3年を要した本作は、オーディションを経て加入した新ヴォーカリスト、James LaBrieが初めて参加した作品。彼の高音ヴォイスが印象的な重厚でドラマティックなメタルナンバー"Pull Me Under"は、バンドの代名詞的な楽曲として知られることになった。一方で、テクニカルな演奏のコンビネーションも随所でさえ渡る作風となっており、とりわけ長尺の間奏部分が進むにつれて演奏の激しさが増す"Metropolis, Pt. 1: The Miracle and the Sleeper"は、彼らの驚異的な構築力を伝えている。