アナログレコードの音響を意識し、極上のポップスを丹念に紡ぎ出してきた大橋トリオが、弦、管楽器を交え、多彩な楽曲を取りそろえた15作目となるアルバム。伸びやかなリズムに心地良いハーモニーが吹き抜ける上白石萌音とのデュエット「ミルクとシュガー」や、軽妙なアコースティック・スウィングナンバー「Favorite Rendezvous」。短編映画への提供曲にして、ソウルグルーヴにファルセットボイスが映える「Butterfly」、自ら重ねたコーラスの温かい響きが際立つピアノバラード「何処かの街の君へ」など、全9曲を収録している。サウンド面では、本作の作詞も手掛けるTHE CHARM PARKや、Michael Kaneko、武嶋聡ら、気の置けないプレイヤーとのセッションとマルチプレイヤーらしい端正な多重録音が交錯。斬新なアイデアや多角的な制作アプローチが、ソウルやジャズの洗練をまとったオーセンティックなポップスに現代的な躍動感をもたらしている。このアルバムはApple Digital Masterに対応しています。アーティストやレコーディングエンジニアの思いを忠実に再現した、臨場感あふれる繊細なサウンドをお楽しみください。