

デビューアルバムの時点ですでに十分なセールスを記録していたテイラー・スウィフトだが、日本においてのブレイクはこの通算4枚目のアルバム「Red」からと言えるだろう。その大きなきっかけは、本作からのファーストシングル"We Are Never Ever Getting Back Together"が、人気テレビ番組の主題歌に採用され、赤裸々でユーモラスな歌詞、耳を引くキャッチーなメロディに男女を問わず熱い支持が集まったこと。他にも"Stay Stay Stay"のように、自身のルーツであるカントリーをよりポップに料理したナンバーも楽しめる充実作である。カントリスターだけでなく、テイラーが世界規模のポップシンガーへと進化を遂げはじめた作品。