Final Resolution

Final Resolution

抜群の実力と豊富なキャリアで日本のテクノ・シーンを牽引する DJ WADA 。彼が Wall Five(Heigo Tani) とのユニット Co-Fusion で制作した(未発表音源を含む)楽曲を基に、それらをパーツ単位まで解体後、再加工と構築を施したアルバムが本作「Final Resolution」だ。一種のサウンド・コラージュと言える作業の末アウトプットとして生み出されたのは、20分前後の実験的トラック。 “Sequence” と名付けられたそれらは、その中にさらに数分ずつのパートを持っている。非常に前衛的なアプローチでありながら、彼のDJプレイを想起させるような特有のファンキーさも練り込まれ、聴き手をグイグイ引きつける。コンピューターを前にした孤独な編集作業によって、これほどまでに生き生きとした音が生まれるのは不思議な感覚だ。どの音に集中するか……その聴き方によってさまざまな表情を見せてくれる本作は、彼のプレイを知るテクノ・ミュージック・ファンはもちろんのこと、サウンド・コラージュを愛する人たちの耳をも楽しませてくれるに違いない。