BTSのメンバーとして知られるj-hopeが、自身の創作活動ではグループとは異なる地平に立つことを宣言したソロアルバム。サウンドメイクをはじめ、コンセプトからデザイン、ミュージックビデオにいたるまで、すべての作業に本人が参加。オールドスクールヒップホップを中心とした重みと説得力のあるトラックの数々により、彼ならではのカラーを生み出している。ミステリアスなナレーショントラック「Intro」で始まり、炎のごとく燃え上がる向上心とピュアな情熱をアピールした先行シングル「MORE」、落ち着いたラップが聴きもののR&B「Safety Zone」、ポジティブなオーラを放つイージーリスニング系のヒップホップ「Future」、そしてエネルギッシュなラストの「Arson」まで、計10曲を収録。その濃密な世界観を通して、BTSの輝かしい日々に満足することなく、新たなフェーズに進もうとする決意を示した。“びっくり箱”（『Jack In The Box』）という名の過去〜現在から颯爽（さっそう）と飛び出したj-hopeの前途には、きっと輝かしい未来があるに違いない。