チェロとピアノという伝統的なアンサンブルから生まれた現代的でユニークな音世界。本作はチェリスト/作曲家の徳澤青弦とピアニスト/作曲家の林正樹によるデュオアルバムだ。徳澤は東京藝術大学でクラシック音楽を学びながらも、演奏家としてロック、ポップ、ジャズなどのトップアーティストをサポートし、作曲家としても映画音楽や放送音楽を手掛けるなど幅広く活躍する。林はパット・メセニー、渡辺貞夫といった世界的ミュージシャンと共演を重ねる一方、ソロやデュオ、自身が主宰するユニット、間を奏でるなどの活動で、知性的かつ詩的なチェンバーミュージックを創造する気鋭のアーティストだ。このアルバムでは菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラールのメンバー同士として知り合った2人が、オリジナル曲をメインにヴェルヴェット・アンダーグラウンド & ニコやSquarepusher、ギャビン・ブライアーズといったアーティストの作品のカバーも含む11曲をたおやかに奏で、リスナーを瞑想空間へと誘い込む。
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