2000年にシングル"One Step Closer"でメジャーデビューを果たしたロサンゼルス出身のバンド、LINKIN PARKによる初のアルバム。1990年代から盛り上がりを見せていたミクスチャーロック/ラップメタルを踏襲しながらも、チェスター・ベニントンによる悲痛なまでにエモーショナルなシャウトを核に据えることで、表現に明確なスタイルを持たせることに成功した。重厚なリフや、ブレイクビーツとスクラッチ、マイク・シノダとのラップを含むツインヴォーカルなど多様な音楽的エレメントを内包しているが、"Crawling"などで聴ける強い憂いを帯びた旋律も見逃せない。なお「Hybrid Theory」というタイトルは、デビュー直前まで彼らのバンド名であった。
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