The Day After Forever

The Day After Forever

オークランドを拠点に活動する5人組ヒップホップ・バンド、Crwon City Rockers が2009年にリリースした3rdアルバム。1990年代末から活動し、Mission という名義で活躍していたころから定評のあったライブ・インストゥルメンツの質感を生かしたバンドならではのサウンドと、軽快なフロウを駆使した MC の掛け合いの心地よさは健在で、ヒップホップの持っていたピュアな躍動感やパーティ・ミュージックとしての楽しさなどを思い出させてくれる。ソウルやジャズをベースにしたサウンド・プロダクションは、ヒップホップ・リスナーだけでなく、ジャンルを超えてクロスオーバーな人気を博しており、耳なじみのいいフロウと相まって、一般的にヒップホップに対して抱かれている “重さ” のようなものを感じさせない、独特の存在感を放っている。時にメロウに、時にアップリフティングに、あくまでも心地よく奏でられるグルーブ感からは、メインストリームのヒップホップが知らず知らずのうちに失くしてしまった、ピュアでゴキゲンな魅力にあふれている。