フレッチャー・ヘンダーソン楽団への入団以降、その斬新なスタイルで激動のジャズの時代を生き抜いた巨星コールマン・ホーキンス。不滅のジャズスタンダードをタイトルに冠した本作は、1939年から1956年までの録音を集めたもの。ヨーロッパから帰国した後に録音した名曲"Body and Soul"を筆頭に、軽快にスウィングするダンスナンバーや甘美なバラードを収録。歌える楽器としてジャズ界におけるサックスの役割や奏法に革新をもたらしたメロディックなジャズが楽しめる。スウィングからビバップへの橋渡しとなり、多くの若手を育てたテナーサックスの父、コールマン・ホーキンスの姿をとらえたジャズファンの入門編にして聖典ともいうべき作品。