Bringing It All Back Home

Bringing It All Back Home

前作「Another Side of Bob Dylan」で社会派フォーク歌手からの脱皮を印象づけたボブ・ディランが、初めてバンド編成によるレコーディングに挑んだ作品。チャック・ベリーのリフを拝借して独自のトーキングブルースに仕立て上げた"Subterranean Homesick Blues"、ブルース的な構成で明るい曲調の"She Belongs To Me"と続く前半は、ロックンローラーと変わらぬアプローチで足取りは軽い。ベース奏者だけを従えて屈託なく弾き語る"It's All Over Now, Baby Blue"の余韻をたたえたサウンドも捨てがたい。"Mr. Tambourine Man"は、デビューしたばかりのザ・バーズにカバーされると瞬く間に全米1位に輝き、ここにフォークロックの時代が始まった。

オーディオエクストラ

国または地域を選択

アフリカ、中東、インド

アジア太平洋

ヨーロッパ

ラテンアメリカ、カリブ海地域

米国およびカナダ