1959年に手掛けた映画のサウンドトラックでグラミー賞を受賞し、名実ともにアメリカを代表する音楽家となったデューク・エリントンが、1960年にリリースしたアルバム。それまで取り組んできた組曲構成の大作ではなく、ブルースを中心とした小作品が録音された。セッションは1958年2月と1959年12月に行われ、"C Jam Blues"、"In a Mellow Tone"などの有名曲の他、楽団のメンバー、ジミー・ハミルトンが作曲した"Three J's Blues"、Billy Strayhornがピアノを弾くダンスチューンの"Smada"、エリントンのピアノとホーンセクションが絡み合うアルバムタイトル曲など、ジャムセッションのようなリラックスした演奏の中でも高い音楽性が維持され、当時のエリントン楽団の充実ぶりを知ることができる。2004年のCD化の際に、未発表曲と別テイクが追加された。
- 1962年
- 1967年
- デューク・エリントン
- ラッキー・ミリンダー
- エリス・マルサリス & ブランフォード・マルサリス