ネオソウル黎明期に、その圧倒的な歌唱力によってR&Bとクラブジャズを橋渡しし、大ヒットを記録したファーストアルバム。アレサ・フランクリンに触発され、シンガーの道を志した京都出身のbirdは、プロデューサーであるMONDO GROSSOのShinichi Osawaとの出会いによって、その才能を開花させた。長期間の制作を経て誕生した本作は、クラブミュージックとポップスを洗練されたタッチで融合した作品でもある。ストリングスとコーラスをまとったオーセンティックなR&Bチューン「SOULS」や、Steve Parks「Movin' in the Right Direction」をサンプリングしたトラックにDEV-LARGE、SUIKENをフィーチャーし、共にラップを披露している「REALIZE」、ブラジリアンフレイバーの「BEATS」、スリリングなホーンとともに駆け抜けるファンクナンバー「空の瞳」など、多彩な楽曲と軽やかに躍動する歌声がトータリティの際立った音楽世界に結実している。
- 2000年
- 2005年
- orange pekoe