

スタッフメモ コルトレーンの"静"の側面が見事に表現された珠玉のバラード集。1961年、Impulse! Recordsと契約したジョン・コルトレーンだが、当時リリースした作品は長尺な楽曲が多く、難解という評価もあった。そこでプロデューサーBob Thieleの提案で、より多くの音楽ファンにアピールする作品を企画。アドリブを抑えて原曲のメロディの美しさを凝縮させたバラードアルバムを完成させた。"What’s New?"などの有名曲の他、本作をきっかけに広く知られるようになった"Say It (Over and Over Again)"など、隠れた名曲を探し出すコルトレーンの選曲センスにも脱帽。香り高い音色と豊かな表現力で、感情が乗り移ったかのように、丁寧に一音一音を紡ぎ上げていくテナーサックスと、寄り添いながら的確にサポートする黄金のカルテットのメンバー。その名演に陶酔の時間を過ごすことができる、時代を超えた名盤。
Say It (Over and Over Again)
1
4:17
You Don't Know What Love Is
2
5:14
Too Young to Go Steady
3
4:22
All or Nothing At All
4
3:37
I Wish I Knew
5
4:52
What's New?
6
3:45
It's Easy to Remember
7
2:46
Nancy (With the Laughing Face)
8
3:11