Bach Transcriptions - EP

Bach Transcriptions - EP

藤田真央は特別な才能をもった逸材だ。日本人ピアニストによる『Bach Transcriptions』EPは、Alexander Silotiが編曲した穏やかな3曲から始まる、対照的な2部構成となっている。藤田は、バッハの主題を息をのむようなテクニックとダイナミックコントロールで明確に表現し、副旋律を楽々と細やかに奏でる。 第2部では、藤田はセルゲイ・ラフマニノフがより詩的自由さをもって編曲した『無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番 ホ長調 BWV1006』から三つの楽曲を演奏する。最も楽しませてくれるのは茶目っ気のある「Gavotte」だが、最後の「Gigue」ではドラマチックな感覚と同じレベルの本物の遊び心を感じさせるなど、いずれも藤田の感情豊かな面を垣間見られる。

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