

1978年5月発売の当アルバムのテーマは“宇宙”。横尾忠則によるコラージュのジャケットも象徴的だ。テーマのきっかけは、前年リリースの「秋桜」(ピアノのフレーズが本作タイトル曲の間奏に登場)と星座をモチーフにしたヒット曲「乙女座 宮」が宇宙(コスモス)つながりだとスタッフが気づいたことで、これには当時のSFブームもあったはずだ。そんな遊び心から発案されながらも全体のクオリティは高く、ファンからの評価も高い。英語詞の「OPENING (TAKE OFF)」から宇宙旅行にいざなわれるような構成で、浜田省吾が作曲した「銀色のジプシー」はメロディを聴いた百恵が歌詞を書きたいと申し出た自身初の作詞曲(横須賀恵名義)。そしてパワフルなロックバラードの「時の扉」ではボーカル力の向上が感じられる。