

ニューヨークパンクを象徴する、記念すべきファーストアルバム。ロンドンに飛び火し、さらに大きな規模で燃え広がっていくパンクロックの革命は、ここから始まった。「ヘイ、ホー、レッツ・ゴー!」という掛け声でおなじみの代表曲「Blitzkrieg Bop」を筆頭に、2分前後のシンプルなロックンロールが荒々しくエネルギッシュに炸裂。シンプルに削ぎ落とされた印象を強く与えながら、じっくり聴き込むとポップセンスやコンセプトに独特の多様性や奥深さも感じさせ、単に攻撃的なだけでなく、抑圧された者の哀しみも内包しているとわかる。全員がラモーンという姓を名乗りながら、それぞれ個性的なキャラクターを持ったメンバー4人全員が作曲に関わっている点も大きいのだろう。