

ハードコア・パンク・バンドとして結成されながら1984年にヒップホップの名門レーベルとして知られる Def Jam と契約してヒップホップをメインストリームに押し上げる原動力となり、同時にジャンルや人種の壁を軽く飛び越えることでヒップホップというアート・フォームの持つ表現の可能性を押し広げてきた Beastie Boys の通算8枚目のスタジオ・アルバム。前作「The Mix-Up」はインストゥルメンタル・アルバムだったため、ラップ・アルバムとしては2004年リリースの「To The 5 Boroughs」以来、約7年ぶりとなる。ヒップホップやロック〜ハードコア・パンクはもちろん、オールドスクール〜エレクトロや怪しげな雰囲気漂うB級映画のサウンドトラック風インストゥルメンタルなど、これまでのキャリアで培ってきた要素が幅広くカバーされたサウンドが特徴で、変わることのない自由なやんちゃさとベテランらしいある種の成熟が絶妙なバランスでブレンドされたサウンドに仕上げられている。