

「もうずっとワクワクしています」。Snow Manの深澤辰哉は6作目のアルバム『AMENITY』についてApple Musicに語る。前作『音故知新』から約1年ぶりとなる本作は、架空のホテルを舞台に、Snow Manがリスナーをおもてなしするというコンセプトで制作された。多彩な9曲はそれぞれ異なるスタイルを持ち、9人もその色に合わせて表情を自在に変えていく。「主人公の目線がずっと一貫していて、全曲が同じ世界線にあると感じられる。ストーリーラインや情景を思い描きながら、思いを巡らせてもらえるんじゃないかな」と深澤が語れば、渡辺翔太も言葉をつなぐ。「曲ごとにホテルでの時間やシチュエーションは設定しているけど、聴く人それぞれの日常に自由に重ね合わせてもらえたらうれしい」。中でも「いいよ 手ぶらでおいで」とフランクに歌いかける「グッタイム」は、彼らのおもてなし精神を象徴する一曲だ。 「このアルバムでは、みんなの歌声にすごくまとまりがある。それぞれの声のくせや特徴が生かされていて、聴いていて本当に気持ちいい」と向井康二は振り返る。その仕上がりに至るまでには、すべての楽曲においてメンバー間で密な話し合いが重ねられた。「何度もテイクを重ねて、喉がかれるほど歌った。皆さんの耳が幸せになってくれたらいいな、という思いで向き合いました」と渡辺も情熱をにじませる。 「今回のコンセプトは、Snow Manが持つ空気感にすごく近い。だからこのアルバムを深掘りしていくうちに、『僕らは今、何を与えられるんだろう』と考える時間にもなりました」とラウールが語ると、阿部亮平もうなずく。「僕らはきっと、毎日にそっと寄り添ったり、日常の小さな幸せに気付けたりするようなおもてなしができるんじゃないかな。そんな思いを込めました」。実際リリース直後から、自分たちの日常に重ねながら聴いているというファンたちの声が広がり、その大きな反響を受けて岩本照は手応えを口にする。「いろんな世代の方が聴いてくださって、『私はこの曲が好き』『僕はこれ』ってそれぞれ選んでくれるのが、どこかホテルに通じるなと思う。ホテルのエントランスが好きな人もいれば、庭園が好きな人もいる。いろんな角度からこのアルバムを楽しんでもらって、Snow Manのことをもっと知ってほしい」。さらに宮舘涼太もタイトルに込めた思いを明かす。「ホテルのアメニティって、日常の中で必要不可欠なものがそろっていますよね。だからこの『AMENITY』も、みんなにとって欠かせない存在になってもらえたら」。Snow Manのホスピタリティが詰まった本作について、ここからはいくつかの楽曲をメンバーに解説してもらおう。 グッタイム 深澤:『AMENITY』の世界にいざなうイントロダクション的な役割の曲です。 阿部:歌詞に出てくる「プレ味」はいろんな解釈があると思うけど、日常にあふれている小さなプレミアムみたいな感じかな。小さな幸せに気付けるアルバムになってほしいという思いを込めて歌いました。 向井:ひとつまみの幸せは日常にあって、それをいかに大事にできるかだと思う。パフォーマンスにも“ひとつまみ”のポーズを入れています。 ALL SUITE 渡辺:康二が歌っている最初のプレコーラス「胸のときめきが インビテーション」はシンプルな言い回しだけどキャッチーで、すごくおしゃれ。まさにアイドルらしい、いい歌詞だと思う。 佐久間:ここまでファンクの要素が盛り込まれた楽曲は、たぶん初めてじゃないかな。今までとはちょっと違うSnow Manが見られる感じがするし、聴いているうちにのっちゃう。そこが魅力的。 奇跡 向井:ふっかさん(深澤)のスッと始まる感じの歌い出しが好き。それから、僕が歌った最後のサビ「それならいっそ 誓っておくよ 何十億分の奇跡を」の「を」に注目してほしい。ここは泣く感じか、シンプルにいくか迷って、最終的に泣く方が採用されました。誰かを思い浮かべながら聴いてほしい曲です。 GO HARD 岩本:ぜひこの曲を聴いてトレーニングしてください! 深澤:僕はこういう重低音ガンガンな曲調に、ちょっと苦手意識があった。でもいざ歌ってみたら、ライブで自分が歌っている感じと、みんながすっごく盛り上がってくれる景色が想像できました。 佐久間:この曲は寝起き一発目に聴くと、すごく効く(笑)。目がバキバキになって「今日がんばろ!」ってなれるから。このアルバムには、みんなにとってもそういう何かのスイッチになるような楽曲がたくさん入っていると思います。 マドラー 渡辺:夜っぽい匂いが香る楽曲。ドライブしたり、晩酌したりする時間に似合うと思う。 ラウール:この曲は、水の中に落ちていくような没入感がある。ミックス作業に立ち会ったけど、僕らの声が中心にあって、その周りをドュウドュウドューンっていうサウンドで囲むように作られていて。つまり声を一番密着して聴かせる設計になっています。 深澤:最後のフレーズ「回すマドラー」を任せてもらったからには、120点を出したくて、時間をかけて録りました。あのワンフレーズだけで30分かけています。 show time... 佐久間:このアルバムのサブリード曲。聴けばすぐ情景が浮かんでくると思うし、われわれSnow Manはこういうショースタイルが似合う。ミュージックビデオの頭で岩本くんが「It's show time...」って言う、あの感じも最高です。