Saint Dymphna

Saint Dymphna

Hot Chip や Klaxons がお気に入りに挙げ、Animal Collective が盟友でありライバルであるとも語るニューヨーク出身の3ピース Gang Gang Dance 。セカンド・アルバム「God's Money」に続く本作「Saint Dymphna」で彼らはよりビートを強調し、ダンス・ミュージックの意匠をいくらか身にまとうことでフロアに接近した。非西欧圏の音楽を強く感じさせるトライバルなパーカッション・ビートと音階、スウェーデンの The Knife を思わせる呪術的な女性ボーカルを用いながらも、UKのグライムからの影響を強く感じさせる "Prices" のようなトラックの存在が、彼らが単なるオリエンタリズムに支配されたバンドではないことを示している。前述の Hot Chip 、そして XXXChange(Spank Rock)によるリミックスも注目だ。Animal Collecive のファンはもちろんだが、Devendra Banhart を好むフリー・フォーク系から、アヴァンギャルドでサイケなサウンドに惹かれるリスナーまでを巻き込んで、アルバムは夜通し飽きること無く続く音楽の祭典のようで、ついに "Dust"で夜明けを迎える。

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