

2024年にデビューした時、7人組のBABYMONSTERは、YG Entertainmentの先輩グループである2NE1やBLACKPINKの“ガールクラッシュ”の系譜を受け継いでいた。しかし、第5世代のユニットとして、RUKA、PHARITA、ASA、AHYEON、RAMI、RORA、CHIQUITAの7人は、K-Popシーンで成功するために自分たち独自のスタイルを確立する必要があった。そして、韓国語で“ダンス”を意味する言葉をテーマにした4曲入りのサードミニアルバム『춤 (CHOOM)』を手掛ける頃には、彼女たちは自分たちのボーカルが持つ圧倒的なパワーを最大限に引き出す方法を身に付けていた。 そのため、『춤 (CHOOM)』で最も表現力が際立つ瞬間は、タイトルトラックのパーカッシブなチャントではなく、他の収録曲にこそ存在する。ハイエナジーなポップトラック「I LIKE IT」のコーラスでは、片思いの相手にチャンスを与えてほしいと誘いかけながら、メンバーの歌声は天まで届くほどに高く舞い上がる。また、アルバムを締めくくるメロディックなR&Bソング「LOCKED IN」ではテンポを落とし、恋愛関係へのコミットメントをしっとりと歌い上げる。 本作の制作期間中、メンバーのRAMIは健康上の理由で長期休養していたが、18歳のボーカリストである彼女の存在が忘れ去られることはなかった。「Yeah 7人でも全部さらってく(Yeah, I know we’re seven, but we ate)」と、ASAとAHYEONはタイトルトラック「춤 (CHOOM)」のオープニングバースでラップし、デビュー時のメンバー構成とガールクラッシュのメッセージをたった一行で力強く示している。