OMERTA

OMERTA

ヒットメイカーとして名高いコロンビアの二大スターがタッグを組み、多彩で鮮烈なコラボレーションアルバムを完成させた。 J. バルヴィンにとってジョイントアルバムの制作はお手のものだ。ラテン音楽界屈指のコラボレーターとして知られる彼は、バッド・バニーと組んだ『OASIS』(2019年)で、現代のタッグ作品における一つの到達点を示した。それから約5年、今回パートナーに迎えたのはヒットメイカーのRyan Castroだ。「Nivel De Perreo」「Origami」といった過去の共演を経て放たれた全10曲の本作『OMERTA』では、「Viernes」やダンスホール調の「Una A La Vez」を中心に、2人の息の合ったパフォーマンスが光る。 ファンが待ち望むレゲトン曲も収録され、とりわけ「Dalmation」はその好例だ。一方で2人は、型にはまった期待にとらわれることなく、「Melo」やEladio Carriónを迎えた「GWA」といったヒップホップ寄りの実験的なトラックから、「Bengalí」「Tonto」のようなトロピカルなクラブサウンドまでを自在に行き来してみせる。いかなる曲調でも2人の掛け合いは自然に流れ、しなやかなダイナミクスを保ち、「Medetown」やタイトル曲「Ometra」でのコンビネーションは驚くほど滑らかだ。

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